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ちょっと珍しい時計の修理

先日お預かりしたユニバーサルの時計の機械が…



小型のローターが付いた「マイクロローター」と呼ばれる自動巻きの時計。
左側のゴールドの丸形のものがローターです。

古い時計は薄型、小型化がメーカーの技術力の証明でもあり、
今とは時計の価値観も少し違いますね。
大体1940年代頃に考案されたとされるマイクロローターは、
時計の薄型にとって非常に重要な構造。
でしたがパテントなどの問題で普及しなかったとか…(オーナーから聞いた話の受け売りです(笑))

最近ではパネライなどがマイクロローターを採用したムーヴメントで話題になりましたが、
古くからこのような構造を持つ時計が存在したというのは、
恐らく当時は様々な試行錯誤や実験などを繰り返していたことでしょう。
「時計」という一つのツールにかける情熱のようなものが伺えますね。

今の時計を選ぶ基準は「ブランド」、「デザイン」、「評判」など様々だと思いますが、
少しマニアックでも中の機械の「構造」などにも目を向けると、
より一層に時計選びが面白くなるかもしれません。

ちなみに今回はこちらのオーバーホールのご依頼で、
オーバーホール¥25,000
内部サビ取り¥5,000
各種消費税
合計¥32,400
となりました。

時々ですが旧い特殊な時計も預かることがあるのですが、
多くのお店では修理を断られるそうです。
もし「旧い」のが理由で断られたらぜひ一度相談に来てみてください。
何事もチャレンジしてみないとわかりませんからね!

今回は大きな修理にならずしっかりと直ってきたので、
オーナーにも喜んでもらえ私達としても一安心。
これでまた長く使えますね‼

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