永遠の別れ。

そんな日がついにやって来ました…。


この時計はロレックスRef.1018オイスターパーペチュアル。

1950年代後半に北米市場にロレックスが送り込んだ時計の一つ。

つまりヨーロッパで販売される通常モデルと違い、

ケース径が一回り大きいレアな時計。

 

僕にとってこの時計はロレックスの中でトップ3に入るほど溺愛していました。

少し大きめのケース径で日付の無い自動巻きロレックスは、

スポーツモデルを除いたらミルガウスとこれだけ。

まず持っている人が少ない、知る人ぞ知る感が半端じゃない、簡単に手に入らない…

25歳くらいに探して一度手に入れたもの金欠ですぐに売却。

また手に入れたいと思い早10年。

やっとの思いで出会えたこの時計。

しかもドルフィン針&ブルースチール秒針の最強コンビで目の前に現れました。

 

もちろん自分で使いたいのは山々。

こういった時計を知っている人も少なくなってきた昨今、

お客様に見て知って触ってほしい思いからずっと店頭に並べていました。

ロレックスはスポーツモデルだけじゃない、

むしろ本当に面白いのはこういう時計だと自信を持ってお勧めしておりました。

 

もちろん値段はそこそこしました。

こういう時計は売れると恐らく一生で会えない。

それが重々わかっているので内心…売れて欲しくない。

そんな時計がいくつか店頭にあるのですが、

僕たちのようなヴィンテージショップは少なからずとも「売れて欲しくない」

または「売りたくない」アイテムが必ずあります。

 

そういうのは一見さんには手に入れられない、

顧客の中でも一部の人だけ譲ってもらえたりするのでしょう。

あえて自分のお店ではそういうことはせずにいます。

だってこういうのってわかっている人しか買いませんから。

 

と思っていたらわかっている人の元へ嫁ぎました。

売れてうれしい反面、売れて寂しい気持ちが入り混じっています。

しかし「一期一会」の名の下、

こういうことがあるからこそヴィンテージは面白いんです。

きっと新しいオーナーの元で大切に使われることでしょう。

 

というわけで新しいネタを探しに行かなければなりませんが、

一先ず明日は定休日です。

水曜日からもよろしくお願いします!!