シンプルな時計を1本は必ず持つべき理由

一応、時計屋なので時計について。


開店当初からお客様へ言っている一つに

「僕はクロノグラフやダイバーズウォッチが嫌いだ」。

使わない機能にお金を払うのは嫌だし、

猫も杓子もなアイテムに全く興味が無い。

 

「そんなお前の好みなんか知ったこっちゃない」

という声が聞こえてきそうだがそうだと思う。

だから好きなのか嫌いなのかはハッキリさせておいた方が良いと思う。

 

「シンプルな時計」というのは時計の美しさが最も表された言わば芸術品。

クロノグラフと違って時計の一番の顔「文字盤」の良し悪しがハッキリわかる。

だから丁寧に造られたドレスウォッチが大好き。

だって上品だし誰でもわかる良いモノ感がヒシヒシと伝わる。

ダイバーズウォッチのような素人から見てどれも一緒に見えそうなものや、

ミリタリーウォッチのような怨念めいたものは装いにも合わない。

だからドレスウォッチが好きなのです。

 

少し話が逸れますがアンティーク時計やヴィンテージウォッチがなぜいいのか?

それは現行品が全く興味をそそられない。

旧いモノ特有の良さがあるのは当然として、

それを現行品と比べること自体が野暮。

なので究極のドレスウォッチはヴィンテージのカルティエ・タンクorサントス、

パテックフィリップのカラトラバは素晴らしいとしか言いようがない。

でもそれ以外にも素晴らしいアイテムはたくさんある。

 

例えば今日の写真で載せたオメガ。

オメガの中では安価なラインとは言え、

この絶妙なサイズ感、豊富なバリエーション、今なおメンテナンスができる安心感。

デザインもさることながらスイス屈指の時計ブランドは単純に良いものを作ってくれる。

 

こういった時計を仕立ての良いスーツに合わせればそれだけでイケているジェントルマン。

意中のアノ人に

「それステキな時計ですね!」

「あ、これ若い頃に買って何年も使っていてね。最近では特別な日だけに身に着けているんだ」

「え、それって今日は特別な日?」

「もちろん。これなら女性も身に着けらる大きさだからね。これあげるよ」

ハイ、気絶。

といった具合に気兼ねなく使えるシンプルな時計はいざというときに役に立つわけです。

 

まぁ小難しいこと言ってないで、

自分なりに時計を愉しめばいいんじゃないでしょうか?

正解や不正解ではなく、とにかく時計を愉しむ。

少しトレンディドラマのような楽しみ方もその一つ。

自分なりの時計の楽しみ方を見つけてみましょう!!