時計もサイズが大事

先日お客様から聞いた話では…


そのお客様が「いつか子供に時計を引き継ぎたい」という思いと、

気になる時計があるから見に行ったそう。

そこでとある正規代理店でこんな話を販売員さんとされたそうです。

 

「子供にいつかあげたいと思うのなら、こんな大きすぎる時計は将来的にカッコ悪いからやめた方が良い。

どうしてもこの時計じゃなきゃダメという理由が無いのなら10年ほどは待っても良いかもしれない。

その中でコレというのが見つかったのなら買ってもいいんじゃないでしょうか?」

正規の販売員さんにしては意外な返答。

そして

「近年の現行品は中国市場向けに分かりやすく目立つ大きな時計が主流だったけど、

中国市場が衰退してこの数年の新作では徐々に従来のサイズに戻ってきている」

そこまで喋られる方が少ない中、的確に言える素晴らしい販売員さんだと思います。

 

そのお客様は現行のカルティエとジャガールクルトの気になる時計を見に行って結局「大きすぎて」諦めたそう。

元々、現行品には興味が無いけどヴィンテージには無いラインナップも多数あるので見たものの、

あまりの腕の収まりの悪さに一気に買う気が失せたそうです。

 

最後に

「予算があるのならゴールドかプラチナの素材でシンプルなデザインで腕の収まりの良いサイズを探された方が良い。

大きい時計が出回る前のサイズ感はいずれのメーカーも考え抜いて出した結論がメンズサイズで35mm前後の大きさだった。

結局そのくらいのサイズ感がベストだということになり、余計な機能やデザインがあるともらう側も困る。

でもゴールドやプラチナのシンプルな時計であれば使えて資産にもなる」

 

日本人の男性の腕回りは大体17㎝前後、女性で13.5㎝前後の方が多い。

腕回りが太く体格もガッシリしていれば大きな時計は似合うと思います。

が、40mm以上あるケース径は標準体型以下の日本人にはやはり大きい。

男性なら33mm~35mm、女性なら18mm~28mmのケースサイズで選んで頂けると使いやすくちょうどいいサイズ感。

 

時計の選び方はブランドや人気モデル、そして予算などで選ぶ方が多いと思います。

人気のある物や評判の良い物が自分に似合うものというわけではありません。

時計も服や靴と同様に選ぶ基準の中に「サイズ」で選ぶというのがあると選択肢もより広がります。

 

だからこそ雑誌やネットの情報をばかりを鵜吞みにするのではなく販売員さんに相談することも本当に大事。

お店で見て手に取って買うことに意味があり人に相談することの大切さもあるんです。

 

その正規の販売員さんは本当に時計が好きな方で、似合わないものを無理に勧めない素晴らしい販売員さんではないでしょうか?

お客様に「モノを売る」のは販売員の最大の仕事ですが、同時に「売る相手を選ぶ」のも仕事です。

 

せっかく買い物をするのなら「ただ買う」のではなく「楽しく買う」という気持ちも持てたら良いですね。